エヌビーエルスラグせっこう板(アスノン)施工上の留意点について

アスノンは保管時、工事施工時にそして工事施工後に、取扱方法によっては、不具合が生じることがありますので、下記の点にご留意いただき、適切にご使用くださいますようお願いいたします。施工に際してのご質問、疑問点などがございましたら適時対応させていただきますので当社営業にお問い合わせください。

各品種に共通する品質上の留意点

1. 収縮と膨張

本品は寸法変化の少ない製品ではありますが、吸水したり乾燥したりすることでわずかながら膨張したり収縮したりする性質があります。また、吸放湿性を持っており、温度や湿度の変化によりごくわずかではありますが膨張したり収縮したりする性質も持っています。

2. 色相

塗装板や化粧板の色相については製造ロットにより若干異なることがあります。大きな面積にご使用になられる場合などは弊社営業にお問い合わせくださるようお願いいたします。

各品種に共通の施工上の留意点

1. ビスや釘等による留付けについて

アスノンをビスや釘で留付ける場合、ボードの端部ぎりぎりにビスや釘を打ちますと、打った時点で角欠け、割れ、ひびが入ることがあります。また、施工時に問題がなくとも、ボードの収縮や膨張により後日に問題が発生することがありますので、ビスや釘等についてはボードの端部から15mm以上内側に入ったところに打っていただき、どうしても15mmが確保できない場合はあらかじめドリルで“下穴”をあけてから留めるようお願いいたします。ビスは必ずリブ付を使用いただき、特にワンタッチタッピング工法でアスノンを施工される時は十分な注意を払っていただくようお願いいたします。ビス頭の過度な埋め込みはビスの保持力を低下させることになります。締めすぎないようにエア圧やストッパーを調整してください。なお、アスノン5mm品についてはビスによる施工は避けてください。また、釘で留付ける場合はたたき過ぎないようにお願いします。フィニッシュネイルやピンネイルは必要な保持力が得られませんので仮留めの場合を除き避けてください。

2. 突付け工法

製品の生産及び出荷時には含水率を含め十分な品質管理を行っていますが、工事現場保管時の状態や工事環境の影響で製品の含水率が変化し、工事施工後に問題が顕在化することがあります。特に、エアコンの吸い込み・吐き出し口の近くや直射日光が当たる部分ではボードの収縮や膨張も大きくなり、突付け部分に不具合を発生させることがあります。工事施工時の保管状態を良好な状態に保っていただくようご配慮をお願いいたしますと共に突付け工法での施工に際しましては、軽く突付け、若干のあそびができる程度の施工をお願いいたします。面取り突きつけ施工で、目地部をパテで埋め塗装仕上げいたしますと、ほとんどの場合、後でヘアークラックが発生いたします。

3. 天井(軽量鉄骨下地)に使用する場合の留意点

天井施工の場合の下地は、ボードの長さ方向(ボード裏面に矢印表示してあります)と直交させてください。軽量鉄骨下地のバーの間隔は303mm以下に、ビス留めの間隔は150mm以下にしてください。

4. 寒冷地への対応

寒冷地での軒天井などについては、冬季に、すがもれ現象などでボードに水分が吸収され、その水分が凍結・融解を繰り返し、強度などが劣化することがあります。施工時には防水処理などが必要な場合がありますので、施工業者の方と、事前に十分な打ち合わせをしていただくことをお勧めいたします。

5. 棚及び重量物の取り付け

棚及び重量物を取り付ける場合は、ボードに直接荷重が加わらないように、下地のある個所、野縁、胴縁等に取り付けるようにしてください。

6. 保管・仮置きなど

ボードの保管・仮置きは、専用パレットまたは10cm□程度の厘木を約50cm間隔で配置させた上に敷き板を置いて水平となるようにしてください。ボードを保管する際の立て置きは、ボードの小口角部が損傷を受け、又そりが生じやすくなりますので、避けてください。水ぬれは膨張・収縮などによる問題を引き起こしますので、保管・仮置き時や施工時には絶対に濡れないよう防水対策をお願いいたします。

スラグせっこう板(アスノン)はこのような諸点に配慮いただくことによりまして性能を長く保持できる製品です。ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

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